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地域で愛される「架け橋」のような専業代理店──保険の枠を超えた信頼関係の理由

リード

趣味用品を集めた秘密基地のような「倉庫部屋」で笑顔を浮かべるのは、兵庫県神戸市の保険代理店で代表取締役を務める池野聡洋(いけのあきひろ)氏です。

「お客様にも従業員にも地域の子どもたちにも『人生は楽しむもの』と伝えたい」そう語る池野氏の会社は、セミナー後の個別相談や採用面接をキャンピングカーで行うなど一風変わったスタイルで知られ、地域でも愛される存在です。

地元・神戸市をこよなく愛する池野氏は、屋外での映画鑑賞や大型トランポリンなど、奇想天外なアイデアで地域の方々を笑顔にします。冬には地域の子どもたちのためにスキー旅行を企画することも。地域の架け橋ともいえる保険代理店の代表である池野氏にお話をうかがいました。

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コラムサマリ

★この記事は約7分で読めます。

  • 周囲を巻き込みながら人生を楽しむことが大切
  • 大人の信頼関係は仕事でつないでいく
  • 保険を売るのではなく顧客の人生を守る
本文

スキーにBBQ、トランポリン、楽しみはみんなで共有したい

――地域の方々と日頃どんな風に過ごされているか教えてください。

池野氏(以下、敬称略):私は周りの方々と一緒に楽しむのが大好きなのです。家の前でBBQをして、通りがかった方々に「お肉食べます?」と声をかけて参加してもらうこともあります。この間は、大型トランポリンを輸入して休日に家の前に組み立て、通りがかった方々に声をかけて一緒に遊びました(笑)

また、高性能プロジェクターを持っているので、屋外で巨大なスクリーンに投影して、映画鑑賞を楽しむこともあります。東京オリンピックでは、屋外に椅子を並べて地域の方々と一緒に開会式を見ました。

保険代理店は、どうしてもお堅いイメージがありますが、楽しい仕事という風にイメージを変えたいですね。私自身、楽しい仕事だと心から思っていますし、そのほうがお客様も話しやすくなると思います。

――ユニークなアイデアばかりで驚きました。スキーやウィンドサーフィンなど長く続けている趣味もあるそうですが、地域の方々と一緒に楽しむこともあるのでしょうか。

池野:私はスキーを40年以上、ウィンドサーフィンを30年以上続けているのですが、年を重ねるうちに自分で楽しむだけでなく子どもたちに自然遊びの面白さを伝えたいと思うようになりました。

冬には近所の子どもたちを10人ぐらい連れて岐阜の山までスキーをしに行くこともあります。夜はお菓子パーティーやトランプをして、翌朝からスキーをします。未来を生きる子どもたちに、仕事をしながら人生をエンジョイしている大人の姿を見せたいという想いもあります。

――地域活動にも積極的に参加されているのでしょうか。

池野:地域の防災フェアでは、自前のキャンピングカーを展示して、ソーラーパネルや冷蔵庫など車内で生活できる仕組みを見学していただきました。地域のハザードマップを印刷して災害リスクについて説明することもあります。なるべく興味を持って楽しみながら聞いていただけるよう工夫しています。

余談ですが、もともとこの辺りでキャンピングカーを持っているのは私くらいでした。しかし、お客様の個別相談や採用面接でもキャンピングカーを使っていたら、魅力が伝わったのでしょうか、今ではキャンピングカーを持つ家が近所に何軒もあります(笑)

地域で築く信頼関係①

楽しい時間を過ごすうちに、「これからも楽しい人生を送るには、リスクに備えておかなければならない」という気づきが生まれる。周囲を巻き込んで人生を楽しむことが大切。

win-winの関係で人と人をつなぐ架け橋になる

――地域の方々と信頼関係を築き、人の輪を広げるためには何が大切だとお考えですか。

池野:子どもは楽しく遊ぶだけで仲良くなれますが、大人同士が親しくなるには、仕事をつなぐことが大切だと考えています。仕事をつなぐことで、感謝と信頼が生まれ、親密度が上がります。

私は地域の催しにはなるべく顔を出し、話した方々の職業を覚えて帰るようにしています。職業を覚えておけば、害虫で困っている、ペンキの塗り替えをしたい、といった話を聞いたとき、仕事をご紹介できます。私の紹介をきっかけに親戚の方々まで口コミが広がり、大量受注につながって大変喜んでいただけたこともあります。

ただ、仕事を紹介するときは、どんな仕事なら喜んでもらえるのか、悩んでいる方のお悩みを解決できるのか、細やかな配慮が欠かせません。双方とコミュニケーションをとり、喜んでいただけるよう気を配っています。

うまくいけば、一方は悩みが解決し一方は仕事が増え、win-winの関係が生まれます。保険だけでお付き合いするのではなく、win-winの人間関係を作りながら、喜びの輪を広げていくことを考えています。

地域で築く信頼関係②

大人の信頼関係は仕事でつなぐ意識が大切。顧客の悩みが解決することで仕事が増えるという良い循環を広げていく。

営業はしない、お客様から声をかけてもらえる関係づくり

――地域とのつながりは仕事にも活かされていますか。

池野:安心安全をお届けする保険は、信頼関係が何より大切です。私は商品ありきで保険を売るのではなく、お客様から声をかけてもらえる関係づくりを意識しています。親しくなって信頼感が生まれると、お客様のほうから「保険をお願いしたい」と仰っていただけます。その瞬間が大きな喜びです。人と人との関係づくりにテクニックは必要なく、ただひたむきに気持ちを込めて接することが大切だと思います。

――信頼関係から仕事につながったと感じたエピソードはありますか。

池野:以前、がん保険にご加入いただいた高齢のお客様が、がんに罹患されたことがあります。できることは限られていますが、私なりに心を込めて接しました。半年間の闘病の末に亡くなられたのですが、親戚の方々から、生前に「池野さんはとても良くしてくれた」と話していたと聞いて、目頭が熱くなりました。

それからしばらくして、親戚の方々から「保険を頼みたい」とたくさんのご連絡をいただきました。本気でお客様のことを考えて接していたら、その気持ちは伝わるのだと実感したできごとでした。

池野:人間関係ができていれば、家族状況の変化も自然と話題になります。お子様が部活に入った、結婚したといったタイミングでご相談いただき、保険の契約につながることもあります。

地域で築く信頼関係③

保険を売るという形でスポット的にかかわるのではなく、継続的なお付き合いを通じて「お客様の人生を守る」ことを大切に。

暮らしのことを何でも相談できる関係を目指して

――地域にとってどんな会社でありたいとお考えですか。

池野:保険に限らず、暮らしの悩みを相談できる存在として地域の方々に頼っていただけたら、それ以上の幸福はありません。起業したときにかかげた「皆様に最上級の人生を」という理念が、私にとってはすべてです。お客様はもちろん、地域の方々や従業員、その家族の人生も幸せにできるよう、これからもまい進してまいります。

 

 

 

この記事の執筆協力

執筆者名

話をお聞きした人:池野聡洋(いけのあきひろ)

兵庫県神戸市の保険代理店で代表取締役を務める。少年の心を持ち、遊び心を忘れない。何事にも楽しみながら全力で取り組む姿勢は、人々の見本であり自然と人が集まる。「休みは家族ででかけたか?」が口癖

執筆者プロフィール

筆者プロフィール:木崎 涼

FP・簿記・M&Aシニアエキスパート。大手税理士法人で多数の資産家の財務コンサルティングを経験。多数の資格を持ちながら、執筆業を中心に幅広く活動している。

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